中古車リーフの価格暴落!?

2017.07.08
こんにちは!広報室の柱山です。

先日興味深い記事がインターネットに掲載されていました。
自動車評論家の方が書いたもので、「電気自動車の中古価格が暴落中!」と題したものです。

確かに、蓄電池が消耗してセグ欠けが進むと航続可能距離がどんどん短くなり、
初期型のヘビーユーザーとなると冬場は50kmも走らないケースもある程です。

そうなると自動車としての価値は当然下がりますので、実際に中古車情報を検索すると
30万円から50万円程の価格帯のリーフが多く掲載されています。

下取をすると考えると、相場が下がっていることはとても残念ですね、、、
ネット記事にあるように、安価な電池交換プログラム等々、
長くリーフを乗っていただくために改善すべき点は多くあると思います。

ただ一方で、リーフを単純に蓄電池としてみた場合はどうなるでしょうか。
今後エネルギーの地産地消化が進めば、創った電気は貯めることになります。
電気を貯めるには蓄電池が必要ですが、V2Hを用いることでリーフは
蓄電池(住宅設備)になります。

家庭用蓄電池の相場は20万円/kWh程度です。
5kWhの製品であれば100万円ほどになる計算ですね。

そして、中古車リーフはというと。
初期型の場合、電池の消耗(セグ欠け)があり、容量が減っているはずです。
仮に新車時の24kWhから16kWhに減っているとして
中古車リーフの価格が50万円として計算すると、、

1kWhあたりの価格は3.1万円となります。
住宅設備の蓄電池としては破格です!!

リチウムイオン電池と言うと、少し前にスマホの発火事故が相次ぐなど、
とてもデリケートなものですが、
リーフの蓄電池は浸水や交通事故を想定して安全に設計されており、
現在までに事故などのトラブルはありません。

高品質で大容量の蓄電池が、今は破格で売られているのです。

近い将来、蓄電池の利用価値・需要が高まれば
中古車リーフ相場にも動きがあるかも知れませんね!